ドキュメンタリー作品として、かなりの良作と言える。
監督・主演をこなすロザンナ・アークエットは、パルプ・フィクション』のピアス女と言えばすぐに想像できるだろう。その彼女が同業者である34人の女優たちとのセッションあるいはインタビューを通して、自己を探す旅を描いたのがこの作品である。
ハリウッドには、性格俳優として活躍する女優がほとんどいない、と多くの女優たちが嘆いている。そして、未だに男性上位の閉鎖的な社会が存在していることに対し、不満をぶつけ、率直な意見を述べているのはとても興味深い。
アメリカ。先進国であるかの国では、男女平等主義の徹底が図られていると思っていたが、それはまだまだ不完全であり、ハリウッドで活躍する女優たちにとって未だ幻想に過ぎないようだ。
デブラ・ウィンガーを探して
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