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原題：THE TAILOR OF PANAMA
2001年／米・アイルランド映画／109mins
監督：製作：脚本：ジョン・ブアマン
指揮：原作：脚本：ジョン・ル・カレ
出演：ピアース・ブロスナン／ジェフリー・ラッシュ／ジェイミー・リー・カーチス／レオノラ・バレラ
あらすじ
太平洋と大西洋を結ぶ海上交通の拠点、パナマ運河。およそ１００年にわたってアメリカの手中にあった運河の支配権は、１９９９年１２月３１日、ついにパナマへ返還された。だが運河は、現在も様々な問題を抱えている。もしも、パナマ政府が運河の他国への売却を企てたら？その政府に反旗を翻すレジスタンスが暴動を起したら? そんな危機的状況の下、一人の仕立て屋の"情報"から巻き起こる国際的"事件"を、想像力豊かに描いた知的スリル満点のスパイ・ムービー！
かんそう
この映画は真剣に観てはいけない。
パナマの仕立て屋が仕立てた嘘から、国家を巻き込む大騒動にまで発展していく。もう笑ってしまうくらい荒唐無稽な展開に呆れながらも、コメディ映画として観ると結構楽しめるものでした。ただ、変なスパイアクション映画を期待していると大きく裏切られてしまうので要注意かも。
ところで、パナマという国のパナマ大運河がとても重要だと言う事だけはわかるのだけれど、僕は歴史的背景をほとんど知らないので、どうしてアメリカやイギリスが今更慌てふためくのかをほとんど理解できませんでした。冷戦時代ならともかく、２１世紀の設定としては少し無理があり過ぎるというか、歴史を知らない人はこの映画を観る前に、やっぱりパナマについて勉強しないとだめなんでしょうね。
