どうしてかくも美しく素晴らしい映画を撮れるのか。それはレッドフォードが映画というものを知り尽くしているからだろう。そんな彼に、ゴルフを知り尽くしたスティーブ・プレスフィールドの原作を料理させれば、見事な映画になることは観る前から予期できることです。
古き良きアメリカの匂いを感じさせてくれる、そんな優しい映画は原作を読まなくてもいい、と思わせるほど見事な仕上がりになっていて、レッドフォード監督のすごさを物語っています。さらに彼を支える俳優達の演技がいい。(ただ、シャーリーズ・セロンは何でも無難にこなせる俳優、という印象を受けてしまいました。ちょっとスクリーンで観る機会が多すぎますね。)
結論。ロバート・レッドフォード監督作品は、いつでも本当に楽しんで観ることができます。
ということで、カット、カット。
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原題:THE LEGEND OF BAGGER VANCE
2000年/アメリカ映画/127mins
監督:製作:ロバート・レッドフォード
製作:マイケル・ノジック
原作:スティーブ・プレスフィールド脚本:ジェレミー・レビン
撮影:ミヒャエル・バルハウス
出演:ウイル・スミス/マット・デイモン/シャーリズ・セロン/ジャック・レモン