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原題：PLANET OF THE APES
2001年／米映画／140mins.
監督：ティム・バートン
製作：リチャード・D・ザナック
原作：ピエール・ブール
出演：マーク・ウオルバーグ／ティム・ロス／ヘレナ・ボナム・カーター／マイケル・クラーク・ダンカン
Atlanta Journal-Constitution - (grade: C+) "Maybe Darwin was wrong: this remake shows no sign of evolution."
アトランタ・ジャーナルの酷評が全てを語り尽くしている気がする。
わくわく感が高過ぎて幻滅してしまうということは良くあることなので、今更ここでスターウォーズ エピソード１のことを取り上げなくてもいいだろう。結局、オリジナルの大ファンにとって今作への期待感は想像できないくらい高いものであったことは確かで、それを裏切られた場合酷評するしか道は残っていない。
先ず、脚本が酷すぎる。猿の惑星、である必要のない戦いが繰り広げられるのはどうかと思うｊ。バートンがこの作品で築いた独特の世界は映像的にとても素晴らしいのだけど、ストーリーが単純過ぎてその良さを殺してしまっている。もっと独創性のある脚本でなければ、オリジナルを超えることなど到底不可能なのだ。余りにも有名すぎる作品であるため、脚本家の腰が引けてしまったのだろう。失敗するならするでもっと大胆なことをしてもらいたかった。
個人的には、アリ役のヘレナ・ボナム・カーター（ファイト・クラブのマーラ役）の演技が嫌で厭でたまらなかった。二度目は彼女のシーンだけ早送り再生して観たほど。またティム・ロスの過剰演技にも辟易。張りきり過ぎて失敗してます。
