ジョン・ウィックの荒唐無稽なところ、好きです。
ただ冷静に評価していくと、転がし方が下手だな、と思ってしまうのです。
最初の展開はとてもいいんですよ。
でも次第にいろいろな粗が目立ってきます。
女殺し屋が、ホテルの掟を破ったのにホテルの呼び出しに応じてわざわざ殺されに行く理由がさっぱりわからない。
ウィレム・デフォー
ロシア人から仕事の依頼を受けておきながら裏切ったくせに、のこのこと家に戻ってくる間抜けさにキョトーンですよ。きょとーん。一流の殺し屋であればセーフハウスはいくつか用意しておくべきだし状況がわからないのに帰宅するとか、どんだけ能天気なんだよ。よく今まで死ななかったな。
あれだけガンアクションを派手に演出しておきながら最後殴り合いとか、ほんとハリウッドは頭おかしい。最後に殴り合いをさせなければ名作、という作品がごろごろしてるんだけど、アメリカ公開版だけ殴り合いにして、世界用には別バージョン用意しろ。