Take A Wild Guess

also known as 銀幕漂流記

バンディッツ


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バンディッツ (特別編) [DVD]

@CINEMA

原題:Bandits
2001年/アメリカ映画/102mins
監督:バリー・レビンソン
製作:マイケル・バーンバウム/ミシェル・バーグ/バリー・レビンソン
脚本:ハーレイ・ペイトン
出演:ブルース・ウィルス/ビリー・ボブ・ソーントン/ケイト・ブランシェット

ビリー・ボブ・ソーントンとケイト・ブランシェットが何とも言えないほど心地良い演技を披露している。でもケイト・ブランシェットがこんなにも美人だとは今まで気づかなかった。というか、女性って、本当に化けるので怖い。ソーントン演じるテリーが、突然「Beaver and Ducks!!」と寝言を言うシーンには大笑い。それと、劇中、海岸近くで打ち上げ花火を手に持って、銃のように横に放つシーンがあるのだけれど、あれって北野武監督の「ソナチネ」にヒントを得ているのでは?実際の所どうなのか、バリーに確かめたいですね。北野マニアの素朴な疑問でした。

さて映画は、『明日に向って撃て!』と『スティング』を足して2で割った感じ。しかし、最後のハッピーエンドはちょっと甘いというか、井筒監督の言うように、世の中そんなに甘くねぇよ的な終わり方にはがっかりしました。犯人達がお互いを撃ち殺して二人とも仲良く死亡→死体袋に入れられてはい終わり、なんてことあり得ないし、それらの死体を乗せた救急車が搬送中に事故で炎上→遺体は完全に焼失しました、というオチもいただけなかった。結局、警察に完全包囲されて脱出する方法の発想が、状況以外は、完全に『スティング』と一緒なので、もう少しバリー・レビンソンなりの独自性が欲しいところです。そんな粗が目立ってしまい、リアリズムに多少欠けているという点からパーフェクトの五つ星は与えませんでした。でも映画はとっても面白いので、是非劇場にて観てください。

余談:ブルース・ウィリスが『アルマゲドン』で共演したソーントンを指名したそうです。そう言われてみると、宇宙センターの司令官みたいな役で出てましたね、ソーントン。

参考:TV朝日で放映されているバラエティ番組『虎ノ門』の名物コーナー、「こちトラ自腹じゃ!」、において井筒和幸監督が高評価を点けていたので映画館で観ることにしました。

 

バンディッツ 特別編 [DVD]

バンディッツ 特別編 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2002/05/24
  • メディア: DVD