TBSドラマ「エジソンの母」が面白い。花房賢人役の清水優哉(子役)くんは、これまでに50回(?)もオーディションに落ち続け、今回初めて受かったという。しかも主演だ。彼を発掘したスタッフをほめたくなるくらい彼の演技が素晴らしい。いや、技術は全くない。けれど個性が豊かで、子役なのにいい味を出している。だから演技が下手でも気にならないのだ。
このドラマは、いわゆる「ゆとり世代」の親たちをターゲットにしているのが分かる。エジソンって誰?みたいな親に対するメッセージなんだろう。だから、そういうことを子供のときに覚えてきた人々にはとてもばかばかしいんだけれど、清水くんの演技が全てを救っている。「どうして?」を聞くのが待ち遠しくなってくるから本当に不思議だ。