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原題:A CLOCKWORK ORANGE
1971年/イギリス映画/137mins
監督:製作:脚本:スタンリー・キューブリック
原作:アンソニー・バージェス
出演:マルコム・マクダウエル/パトリック・マギー/ウォーレン・クラーク/ジェイムズ・マーカス
あらすじ
喧騒、強盗、歌、タップダンス、暴力。山高帽の反逆児アレックスは、今日も変わらず最高の時間を楽しんでいた ― 他人の犠牲の上にのみ成り立つ最高の時間を。モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。 Rating R-15 (C) 1971 Warner Bros. and Poloria Productions Inc. (C) 1971 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
かんそう
キューブリック特集ということで、映画ファンの間では非常に評価の高い作品「時計じかけのオレンジ」を初めて鑑賞しました。「2001年宇宙の旅」同様、こちらも長年観たいと切望していた作品だったのですが、なかなか機会がなく、結局初めて観たいと思ってから10年を超えてしまいました。長年の夢が叶ったような気分で観たのですが・・・。
キューブリックの芸術センスは天才的である、というのは前にも書いた。それはこの作品の中でも随所に散りばめられ、映画の質を高めている。そういう芸術性は除き作品として評価すると、前半のテンポ良い展開に比べ、後半はだんだんとダレてしまうのが非常に残念であった。もし公開時、1971年、に観ていたら、どれだけの衝撃を受けていたのかは想像すらできないが、2002年ともなると描かれている世界が当たり前過ぎて平凡に思えてしまうのが現代人の恐ろしいところだろう。
アレックスがレコードショップでナンパした二人のギャルとのセックスシーンを、テンポの良いクラシック音楽をBGMに、早まわしで映し出しているのは見事。
教訓:自らの過去に復讐されることほど怖いものはない。
時計じかけのオレンジ [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/02/17
- メディア: Blu-ray