X-ファイルシーズン8 THE TRUTH IS OUT THERE

Xファイル　エイトシーズン：モルダーが去ったXファイルなんてつまらないだろう、という先入観のもと観始めたエイトシーズン。最初は新しいエージェント、Doggett（ターミネータ−２出演）にかなりの違和感を覚えたが、高いレベルの脚本がそれをカヴァーし、ドラマの質はほぼXファイルが始まった当時にまで戻っていた。

フォースシーズン辺りから、エピソードにも当たり外れが混在し始め、少し飽きを覚えてきたXファイルも、モルダーという大スターが抜けたことで危機感が生じ、それがマンネリ打破の良いきっかけとなったように思える。

エイトシーズンは、大スター依存ドラマを再生する第一歩である。これからも観続けていきたい、と思うようにさせてくれた点は高く評価でき、今後も十分期待できる。やはりXファイルは永久に不滅だ。

最後に、大スターの消えたドラマに興味を失った視聴者も多数いることだろう。しかし全てを忘れ、新たなるステージを楽しんでみていただきたい。そこには原点回帰した新しいXファイルの存在を確かめることができる

THE TRUTH IS OUT THERE