アンフェアのような映画とは呼べないゴミを観た後なので評価は少し甘い。
僕はiPodの小さな画面で観れば十分な暇つぶし映画をiPod movieと呼んでいるのだけど、「となり町戦争」はまさしくその部類に入るもの。
主人公である北原の言ってることがめちゃくちゃ。戦争を通して色々な感情を失った、という台詞があるのだけど、そこまでの戦争体験は描かれていない。戦争しているのかどうかも分からないまま終戦を迎えた、と最後で口走っていることからもそれは分かる。つまり、矛盾しているのだ。せっかく淡々と戦争を遂行している様子を描いてきたのに、つじつまの合わない点が多すぎる。