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原題：REMEMBER THE TITANS
2000年／アメリカ映画／114mins
監督：ボアズ・イエーキン
製作：ジェリー・ブラッカイマー
脚本：グレゴリー・A・ハワード
出演：デンゼル・ワシントン／ウイル・パットン／キップ・パルデュー／ライアン・ハースト
｢パール・ハーバー｣のジェリー・ブラッカイマー製作。
冒頭、デンゼル・ワシントンとウィル・パットンが現れた時点でこの映画の成功を確信した。
物語はアメリカ版スクールウォーズ。人種差別が当たり前のアメリカで初の黒人コーチとなったデンゼル・ワシントンが、公民権運動によって統合された人種区別のない高校のフットボールチームを指導していく感動の物語。フットボールを通じて人種対立の愚かさと人種を超えて力を合わせることの素晴らしさを描いている。
根底に流れるテーマ自体は、過去多くの作品で描かれてきた普遍的なものであるものの、いつの時代でも多くの観客を感動させられるという点で、偉大なるマンネリ、と言えるだろう。
奇をてらうことなくここまで仕上げているのは見事であり、最後にはきちんと感動させてくれるのも良い。こういう作品は何度観ても飽きるということがないので、駄作を見続けた後には一服の清涼剤にもなる。動物モノ、感動モノには定評のあるディズニー製作という点でも安心してい観ることができるし、文部省推薦を受けてもいいくらいの良質な作品である。感動したければ迷わず観るべし。
