原題：LOLA RENNT
1998年／ドイツ映画／81mins
監督：トム・ティクヴァ
出演：フランカ・ポテンテ モーリッツ・ブライブトロイ
http://www.rim.or.jp/~comstock/LOLA.htm
あらすじ
ベルリン。１１：４０am、ローラの家の電話が鳴る。裏金の運び屋をしている恋人マニからだ。「ローラ、助けてくれ！ボスの１０万マルクを失くした。１２時までに金を作らないと殺される・・・」残された時間は２０分。ローラは受話器を投げ出し、マニの命を救うため、その金を工面すべく街へと飛び出した。走れ、ローラ、走れ。(C)X-Filme Creative Pool
かんそう
命の猶予は２０分。組織の金１０万マルクを置き引きされた間抜けな恋人マニ（モーリッツ）の尻ぬぐいをするためローラ（フランカ）が奔走する物語。
一粒で三度美味しい、ことを狙って作られている。結末の違う三つのストーリーが用意されているのだけど、テンションがだんだん盛り下がっていくのは頂けません。
一番最初のストーリーは、大変スピード感が溢れ、緊張感も次第に高まっていくのでとても良く、時間を感じることなく楽しめるものになっています。またＢＧＭも走るローラのあせる気持ちを見事に表現していて素晴らしい仕上がりでした。
しかし、第二話、第三話と続けて観ていると、そのテンポの違いに「もういいやん。」となってしまいます。特に第三話目ともなると、「またかよ。」という思いしか抱けませんでした。この映画、３，２，１という順番にした方が良かったのでは。
