キャスティングがあまりにも酷過ぎてつらい。
谷原章介がWOWOW墜ちしてきたので、地上波より金のないWOWOWがかつての一流ブランドを使いたがるのもわかるけどもともと演技上手い俳優じゃないのでドラマが台無し。せっかく斉藤工を映画情報やプラストなどで使って蜜月を築いてきたのだから、ドラマにもどんどん使えばいいのに、と思ったけど、いまや谷原の代わりに地上波のドラマに出まくってるから無理か・・・。
原田泰造もダメ。この人も地上波にはもう呼ばれないだろうなあ。かつては主役も張ってたのに旬は短かったね。で、誰が代わりに良いかと聞かれると困るんだけど、渡部篤郎とか良いんじゃない?
そして相変わらず同じ悪役演技しかできない高嶋政伸の代わりは、『震える牛』から古田新太で決まりでしょう。
宅麻伸の代わりは名高達男でお願いしやす。
TAOの代わりは、ゴーリキーでいいんじゃないすかね。
あ、最後はもちろん皮肉です。
しかし整形顔面崩壊女優は、なぜ使われるんでしょう?よっぽどえらい人たちと太いパイプでつながってるんでしょうなあ。
さて、ドラマは警察VS公安のつばぜりあいです。結果、殺人事件を推理して解決していく描写より、公安がどう警察を出し抜くか、またはその逆、みたいな点を描くことに重きが置かれていて、あんまり面白くないんですよね。
あと、公安が間抜け過ぎるというか、もうすこし上手く立ち回れるんじゃねえの?と思ってしまうシーンが結構あって萎えます。おおげさに人員配備してやってるけど、それがあんまり上手く描けてないんですよ。一昔前の刑事ドラマみたいな尾行の連携シーンとか見せられても、興ざめするだけです。対象のスマートフォンにウィルス送り込んでGPS機能をオンにし、いつでもトラックできるとか盗聴できたりとかの表現がいまの時代には必要ですね。いろいろ、前時代的演出が目立ちました。
WOWOWは結構骨太なドラマを作ってるつもりなんでしょうけどなんか滑ってるんですよねえ。WOWOWで放映されている海外ドラマ並のクオリティでドラマ作ってくれませんかね。
まあ、あんまり面白くないので敢えて見る必要はありません。
ということで、カット、カット。
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